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林純薬工業株式会社

新種図鑑

07

研究開発

農学部 応用生命化学科 卒業

研究開発や品質管理などの技術職に絞った就活。
大学のキャリアセンターで林純薬工業を発見

高校から大学に進学する時は、将来の仕事を意識したというよりも、自分がまだまだ学問として学びたい分野で学部・学科を選択しました。いざ就活となった時の最優先順位は「技術職」に就きたいということ。就活ポータルを中心に、企業の業界や業種は絞らず、医薬品や化粧品なども含めて幅広く研究開発や品質管理など技術職の採用求人を調べました。
林純薬工業の「研究開発」の求人を発見したのは、実は就活ポータルではなく、大学のキャリアセンターの求人サイト。大学も関西でしたので、生活に馴染みのある関西での勤務でもあり、テクノセンターの採用に応募することにしました。大学で学んだ化学の分野を生かして働ける点も魅力でした。

電子材料の知識はゼロからのスタート。
教育をしっかり受けられるチームで成長中

現在入社から3年目、電子材料用薬液のうち「エッチング液」という薬液の研究開発を行っています。所属するテクノセンターは、電子材料部として営業と研究開発が一体化したチーム。営業担当とともにお客さまのご要望やコストダウンなどの課題をヒアリングし、ご要望に合った薬液を提案したり、改良したり、開発するのが私の仕事です。
理系学部を卒業し、化学分野も学んではいましたが、入社時は電子材料の知識はゼロ。「電子材料とは」という初歩的なところから、チームの上司や先輩からしっかりと教育を受けました。
まだまだ先輩のサポートをいただきながら、薬液の開発や評価を進める立場ですが、後輩が入社し、後輩にレクチャーをしているときに「あ、私まあまあ成長しているな」と実感することもありますね(笑)様々な試薬や測定機器を扱うことができる環境も、自分の成長につながっていると思います。
仕事を進める上で一番大切にしているのは、常に仕事の納期を意識すること。週単位や日単位できめ細かくチーム内での打ち合わせを行い、作業のスケジュールを組みたてることで、お客さまの課題に誠実に向き合うようにしています。

研究開発職でありながら、
お客さまとの接点を実感できる環境

林純薬工業は新人の教育はとてもきめ細かいのですが、新人が一人前になるための、経験の機会もたくさん与えてくださいます。補助輪つきの自転車にしか乗れない私の、補助輪をとるタイミングが絶妙です。(笑)
その一つがお客さまとの接点。私も入社2年目よりメイン担当として、お客さまのヒアリングから案件を担当しました。
初めてお客さまとのWeb会議に参加した時はとても緊張しましたが、お客さまへの資料説明や質疑応答なども私が中心となって進める経験を積んだことで「できることが増えた」と成長を実感しました。
研究開発者がお客さまと接点を持ち、コミュニケーションをとることで、課題解決の質やスピードがあがること、また自分自身がお客さまとチームになれることで、仕事への誇りや楽しさも体感できることを学びました。私も後輩の補助輪を絶妙なタイミングではずせる先輩になるべく、さらに成長したいです。

自分が開発した薬液がお客さまに採用されること。
一人前への明確なステップ

今後の具体的な目標としては、やはり自分がメイン担当として開発した薬液が、お客さまに採用されることでしょうか。社会人として、また研究開発職として「一人前になる」というのは誰もが持つ目標だと思いますが、その明確なステップとして位置づけています。1年後には達成したいですね。
この目標を達成するためにも、入社からこれまでに学んだ「とにかく1回やってみる」「わからないことは早く質問や相談をする」という仕事の姿勢は忘れずに、業務に向かいたいと思います。
三重での生活にも慣れ、コロナ禍で中止が続いていた、大好きな音楽フェスもそろそろ再開しています。自分がもう1ステップ上がることを楽しくイメージしながら、毎日を過ごしたいですね。

取材:コミュニケーション戦略グループ(2022年6月)