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林純薬工業株式会社

新種図鑑

04

営業

総合学術学部 総合学術科 卒業

大学院では研究に没頭、
就活は営業職にシフト

大学院で2年間研究に没頭していたため、卒業後は研究職か営業職のどちらにするかすごく悩みましたが「人と接する仕事に携わりたい」と決意。就職活動は営業職に絞りました。
就職活動の中、林純薬工業の社員の皆さんはユーモアがありながらも、真摯に学生の私に対応していただいたこと今でもよく覚えています。面接で私の話をしっかり聞いてくださったことがとてもうれしく、林純薬工業で働きたいという気持ちが大きくなりました。
また、林純薬工業は試薬メーカーでありながら、スマートフォンや自動車など、私たちの生活に身近な製品の開発に必要な電子工業用薬品を提供している点に興味を持ったことも入社の決め手です。

研究部門や生産部門とも
円滑なコミュニケーションを行い、
お客さまの課題解決を実現する

入社から現在まで、東京営業所で営業担当として勤務しています。
私たちがお客さまに提案する電子工業用薬品は、スマートフォンや自動車に組み込まれる半導体チップや液晶ディスプレイを製造する際に洗浄やエッチング工程で使用する化学薬品です。イメージされるのはなかなか難しいかもしれませんが、例えばスマートフォンの液晶画面ですね。液晶画面の製造工程に使用している薬品が林純薬工業の製品です。
電子工業用薬品は、単一の製品だけではなく、お客さまの課題やリクエストに応じてテクノセンターと連携し、成分などを改良した製品の提案もします。また、製品の採用後は、設備構築、専用容器の準備、配送の納期調整などを生産部門と連携し、お客さまへの安定供給を保つのも営業の仕事です。

ビジネス上での取引先ではなく、
パートナーとして課題を乗り越える

毎年スマートフォンや自動車は新製品が市場に出ますが、その背景にはお客さまが更なる技術改善を行うという、企業努力があります。その技術進歩に伴い、私たちのような部材メーカーも進歩が求められる中、営業担当として一番重要なのは人との繋がりや信頼だと考えています。
お客さまにひとつの案件を採用いただくまでには、早くて半年、長いもので数年もかかる場合もあります。案件採用に至るプロセスで、お客さまと共に技術面や生産面のあらゆる課題点を改善し、真摯な対応を重ねることで、少しずつ信頼関係が生まれます。
ビジネス上での取引先ではなく、パートナーとして課題を乗り越え、お客さまに満足をいただける製品を納品できたときは、まさに営業冥利につきますね。

ストーリーを組み立てる力を磨き、
新しいお客さまとのプロジェクトを経験したい

入社して6年が経過しましたが、東京営業所のメンバーとは日常の会話を大切にし、時には助け合い、叱咤激励をいただきながら日々の業務に取り組んでいます。入社前に感じた明るい社風については今も変わらず、とても風通しのいい職場環境で、自身の成長を実感しています。
今後チャレンジしてみたいこととしては、やはりこれまで林純薬工業とは取引のなかった、新規のお客さまへの提案でしょうか。これまで私が担当した案件のお客さまは、当社の先輩方が築き上げた信頼関係。私がイチから提案し、当社をパートナーとして選んでいただいたという実績はまだありません。
これまでもお客さまへの提案前には、事前に販売店との面談を繰り返し行い、準備を行っています。提案のストーリーを組み立てる力をさらに磨き、新しいお客さまとのプロジェクトを経験したいと考えています。

取材:コミュニケーション戦略グループ(2022年5月)